森口織人の陰陽道 著 おかゆまさき
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遥奈原初雪様。校内一と誉れ高き麗しのお嬢様。完璧な容姿と物腰でクラスでも信頼が厚い……のですが、そんな彼女にも悩みがありました。
それは“自分の思考が他人に流れてしまう”こと。
思春期ど真ん中な彼女は、ついついえっちな──もとい、扇情的な妄想をしてしまい、それが他人へ伝わってしまう危機的状況に……。そんな初雪様を守るため、織人様が孤軍奮闘(七転八倒)するのでございます。
ええと、「陰陽道」はどこにいったのでしょう……? 「電撃大王」連載『森口織人の帝王学』と一緒に読めば全てお分かりになるでしょう。おかゆまさきの新作登場、でございます。
まず、おかゆまさきが普通のライトノベルを書こうとしていることが驚きである、そしてノリが微塵もドクロちゃんと変わっていないことにもっと驚いた、この作者はもはやこのノリの作品しか書かせてもらえないのだろうか、それとも書けないのだろうか
というわけで、舞台が変われど、設定が変われど、やっていることはいつものおかゆまさき、何かバックボーンにすごい設定がありそうな雰囲気ではあるが、多分この作者はシリアスな雰囲気が書けなくなっているので、そっち方面には期待せず、あらぬところに行く妄想や、ぶっとんでいるキャラクターを楽しむのがいいんでしょう
しかし、ドクロちゃんが最初に世に出たときはあの酷いものがここまで来るとは誰が思っただろうか、今じゃすっかり電撃の顔だよ