ねくろま。 著 平坂読

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 王立トリスメギストス魔道学院精霊魔法科主席の少年ソリス。しかし彼には一つ大きな秘密があった。それは『ゾンビや幽霊、とにかく心霊関係全般が死ぬほど苦手』ということ。本当の自分を隠しながら、生徒会の仲間や自分を慕う可愛い後輩たちに囲まれて、賑やかな学園生活を送るソリスだが、そんな彼のもとにある日突然やってきたのは、ソリスの幼なじみだった少女・マシロと同じ名の――!? 純愛ラブコメディ、堂々スタート!
 ヒロインが魔法少女だろうが、宇宙人だろうが、ロボットだろうが、生首だろうがそんなに気にすることはなくなってきたのですが、まさかまんまスケルトンでくるとは思わなんだ
 女性的な顔つきとかそんな要素皆無だぞ、だって骨だもの、スケルトンの魔力を保つ方法がキスでもあんまり嬉しくないぞ、だって骨だもの
 ここまで挿絵の割合が少ないメインヒロインってのは初めて見た気がします、というかこの発想から始まって物語をうまく纏めちゃったのが凄いは
 最初は主人公の性格にちょっと嫌悪感があったのですが、読み終わった後にはそれほど嫌いでもなくなっているのは、それほどにうまくキャラクターを動かしているということでしょう、ちょっと中二病っぽい最強主人公タイプではあるのですが
 ただ、振り仮名のセンスは合わない人にはとことん合わないだろうけど、擬音を地の文のルビに振って無駄をなくす手法というのは、個人的には嫌いではないのですが