タロットの御主人様2 著 七飯宏隆

タロットの御主人様。〈2〉 (電撃文庫)
 某ネギまみたいな設定作品の第二弾、とは言っても大筋で被っている部分がタロットの契約方法がキスというだけでしたので、その印象もだいぶ薄くなってきました
 というか、前回は作者があとがきで公言しやがったのがいけない、ずっと頭に残るだろうが
 さて、そんな本編なのですが展開がとても忙しい、怒涛の新展開といえば聞こえはいいかもしれないけど、伏線張って、新キャラ二人登場させて、ヒロインとの進展もしっかりやって、と幾らなんでも300ページ中盤にあれもこれも詰め込み過ぎなんじゃないだろうか、読んでいて少し疲れた
 おかげで、新キャラ二人は次回からもレギュラーになりそうなのに、いまいちキャラクターをつかめないという妙な展開に
 まあ、ただ材料としては面白いし、少年漫画風味にうまく調理していける感じもするので、このまま見守ろうと思います
 あと、怖いのは二十二人揃わず打ち切りということだけなんだが