らき☆すた らき☆すた殺人事件 著 竹井10日

らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫)
 べ、別にらき☆すたに吊られて勝ったわけじゃないからね、勘違いしないでよ
 というわけで、作家に吊られてポケロリも買った俺が買ってきたわけですが、何がすごいって後書きとついでに印刷所の載っている部分を合わせても192ページという大ボリューム、ある意味エコロジーですがそれを山積みになるほど刷ってしまうとエコロジーと呼べるかは疑問
 なんというか、タイトルからし名探偵エヴァンゲリオンとかそういう危ない匂いがする作品ではありましたが、ここまで色々と感想に困るライトノベルに仕上げた作家もすごい、というか、本当にあんた「秋桜の空に」のシナリオライターかと一瞬疑ってしまった
 話の随所に入るライターのゲームの宣伝と他の書籍の宣伝にまずうんざり、ついでに誰も自重しないキャラクターに少し引いて、オチはやっぱそういう落とし方なんだよなー、と思いつつ、さてどうしよう
 まあ、元々動かすのには難しいキャラクターたちなんでしょうし、それでミステリーをやろうというのが難易度の高い行為ではありましたが、それにしたってもう少しうまいやり方なかったのか、宣伝控えるとか宣伝控えるとか宣伝控えるとか<結局のところそれがうざかった
 まあ、原作付きの小説だと傑作というのは難しいよな、昔から、と誰にフォローしているのかわからないフォローをしておいて〆とさせていただきます