らぶドル〜solo etude〜 featuring Mai Nonomiya 著 深川拓

　『らぶドル』第三期メンバーの中で、12歳と最年少でありながら一番芸能生活の長い野々宮舞。歌、演技、モデルとしても十分な素養を持つ彼女だが、他のメンバーのように、自分からファンに歩み寄っていくことができずにいることを、信頼するマネージャー・智弘から指摘され悩む。しかしそれには、かつて舞がファンから受けた心の傷が大きく影響していた……。『マジキュー』の大人気連載、『らぶドル』が、連載ともアニメとも異なる完全オリジナルストーリーで衝撃のデビュー！
　これはまた随分と懐かしいものをとか言われそうだが、密かにキャラクターCDやらムックやらゲームやらアニメDVDやら全部持っている身としてはそんなに昔のこととは思えない、あのひどい出来といわれていたアニメの微妙さがたまらなく好きでした
　ただ、そのアニメから入った人種を対象としているのだろうが、果たしてどの程度の人数がアニメでちょっとしか顔出ししていない第一期、第二期メンバーを覚えているのだろうか、あのハンコ絵じゃ顔で覚えるのは不可能だというのに
　とまあ、一見さんには敷居の高い内容だと思うのですが、キャラクターの成長物語の流れとしては無駄に出来がいいからびっくりだ、
　しかし、あれだなこのプロデューサーは18人とのプラグを立てっぱなしにしたままマジキューの休刊とともに消えていったんだな、まったくもったいない話である、それで最後の方まとめたムックっていつか出るんでしょうか、まあそのまま忘れ去られるんでしょうけど