カンピオーネ! 神はまつろわず 著 丈月城

カンピオーネ! 神はまつろわず (スーパーダッシュ文庫)
草薙護堂は神殺しである。
神を殺した者は神の権能を得る。そしてその力を得た者は王者『カンピオーネ』と呼ばれ、覇者とも魔王とも称される。だがそんな高校生・護堂の求めるものは平穏な日々。しかし魔術師にして自称護堂の愛人・エリカがもたらす荒ぶる神との邂逅!? さらには、媛巫女・祐理も護堂に接近して…!?
新たな神話が今ここに始まる!!

 超必殺技を持っているが、その発生条件がとんでもなくハードルが高いという主人公の物語なのですが、なんというか単なる凄い能力を持っている主人公になってしまったいるのが悲しいところ
 こういう設定の話でバトルになった場合って他の仲間がその能力を生かすためにフォローしたりして、戦略的な部分が映える設定だと思うのですが、ソロで戦ってるんじゃ、その設定あんまり意味ないような
 まあ、そんな個人的な残念なところは置いておくとして、いきなり主人公の実力は神ですって説明する小説もそんなないよな、だってその後の成長物語を半分放棄したんだから思い切りの良いことをします、続き物になると絶対能力のインフレがドラゴンボールなみにとんでもないことになる
 というわけで、これが読み切りならば好き嫌いはあるだろうけどそれなりに読めるお話だと思います、ただ続きものだと買って3巻までだろうか