とらドラ7! 著 竹宮ゆゆこ

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)
 停学が明け、大河が学校に戻ってくる。
 折りしも世間はクリスマスの季節。クリスマス大好きという大河は、唐突にいい子バージョンに変身。
 一方、実乃梨は部活の試合でエラーをしたとかでふさぎこみ、竜児にもぎこちない態度を取るようになる。
 そんな中、新生徒会長・北村が、有志によるクリスマスパーティの企画を立ち上げる。竜児や大河、そして学園の公式美少女、亜美の参加もあり準備は盛り上がるが、実乃梨は相変わらず元気がなくて──。はたしてクリスマスパーティの行方は!?

 最初から恋人素っ飛ばして家族になってしまったような二人なのですが、元々の関係が歪過ぎて、その歪さにすら気付かなかった奴らがようやくその関係に気づき始めたというお話、まあ言うならば物語のターニングポイントであり、前半読んでいてあまり気分が乗ってこなかったものの、後半はグイグイと引き込まれていきました
 女心は三者三様、それぞれの思いをそれぞれに抱えつつ、竜児は打ちのめされて物語は加速していくわけですが、なんとも1巻からのノリを見ているとシリアスにどっぷりはまっていく彼らってのは何とも変な感じではあるのですが、逆にここまてしっかりとシリアス書けるとは思わなかった、しまったなこれは続きが気になる
 しかし「ぐぉなぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜ゆきぃぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜っっっ!」と書くだけであの曲を想像させるってのはJASRACもびっくりの手法というか、あのインパンクというのは凄いもんだよな、某所の弾幕が浮かんで微妙な気持ちにはなったが
 ちなみにアニメ化、大河のボイスは生天目仁美を推してみる、Toheart2の由真の要領で