生徒会の二心 著 葵せきな

生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 )
碧陽学園生徒会室。彼らは今日もそこに集い、語り出す。この荒廃した世界の行く末を……なんて訳もなく、相変わらず妄想暴走絶好調でお送りする(非)日常系学園ストーリー、温かい目で見守ってほしい第2弾!!
 そういえばマテリアルゴーストと同じ作者だったか、一巻だけ読んだがなんとも微妙だよな、という印象しかなかったが
 基本的に前回とノリが一緒なのでやはり合わない人にはとことん合わない作品ではあるのですが、基本的なボケと突っ込みのギャグ会話ってシリアスより難しかったりしますので、そこを畳み掛けるように書いているスキルというのは最大限に評価してもいいと思うのですよ
 しかし、そんなノリだから、偶に入るシリアス展開が浮いて見えてしょうがない、ここをばっさり切ると物語崩壊してしまうのでできないのですが、最初と最後の意味ありげな伏線がいらないなー、と思えてしまう作風なのでどう料理するか楽しみではあります