加藤武治 投手 背番号17

 山形南高−東京学芸大−三菱ふそう川崎 2002年ドラフト4巡目
 進学校の山形南から国立の東京学芸大に、しかも野球やりながら教員免許を取得した、というクレバーという言葉が似合う投手
 直前まで各スポーツ紙の指名候補に名前も上がってこずに、指名された瞬間の2chの反応の大体が「……誰?」というノーマーク投手、実は4球団から指名の打診を受けていたのだが
 大学時代は東京新大学リーグで目立った成績は残しておらず、社会人での飛躍がプロの門をこじ開けたといっていいだろう
 独特なサイドスローのフォームから140キロ台後半のストレート、スライダーなどを武器として、1年目から先発、中継ぎ、抑えとフル回転し、2年目の今年は日米野球に進出するなどと躍進したが、それと同時に課題も見つかってきた
 左打者に関しては、右のサイドスローということで苦手なのは仕方ないのだが、問題は球数の多さである
 とはいっても制球に関してはそれなりのものを持っている、ただスライダーとストレートで何とか三振を取ろうとしているのだが、どうにも投球が単調になってしまい打者に粘られる事が多くなる、シンカーを完璧にマスターしてしまえば投球の幅も広がると思うのだが、そう簡単にはいかないだろうし、壁にぶつかった際どう越えていくか楽しみである
 とまあ、弱点もあるのだが、現状横浜ベイスターズで最高の投手であることは間違えないと思う、来年は先発だろうが6〜7回100球を目標に投げれば10勝も夢ではない