僕、葉ノ宮洋がはじめて彼女を見たのは、後輩の星音紗代ちゃんと園芸部の道具を買いに行った帰り路でのこと。そのとき視界に飛び込んできたのは、無数のバラ。彼女は、天に向かってホログラムのように広がるバラに彩られていた。人込みに消えるバラを思わず…
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