ヴァンパイアノイズム 著 十文字青

ヴァンパイアノイズム (一迅社文庫)
 出だしのエロ方面前回のカラー挿絵や、帯の妙にキャラクター萌えを狙った文とは対照的にメッセージ性をしっかりと持っている青春小説であった
 ガキの頃って死について考えたことが一回ぐらいはあって、ああみんな死んでしまうんだって妙に悲観的になってしまう病気になってしまうのですが、そんな話
 20代も後半になってしまうと自分の死よりも他人の死について考えることが多くなっている気がします、親だったりペットだったりどうなるんだろうなって
 逆に自分の死に関しては妙に達観というか、生きている内に割り切れてしまうものなんですよね、だからって怖がるなってわけでもないですけど、そうでもしないと生きていけないし、それに自分の死という事柄に直面することはないですし
 という風に読んだら妙に自分語りしてしまう小説でした