クロス・リンク残響少女 著 星野彼方

クロス・リンク~残響少女 (HJ文庫) 
 何か小冊子に新シリーズって書いてあったのですが、これこの一冊で綺麗に終わる以外の選択肢がないくらいに話として完結してしまっているのですが
 宇宙外生命体と脳内にいる幼馴染の力を借りつつ交渉する、というまるでB級映画みたいな感じのストーリー(まあ、あとがきでもそういっているのですが)
 しかし、妙に無駄に人が死ぬは、展開が感動ものにシフトしていく、何てB級展開なんだ、それでいて小奇麗にまとめてきているのがすごいというか、何というか
 キャラクターにそんなに思い入れも込められずに消えてしまう人が多いのが難点ではある、基本脳内での戦いだから登場人物同士の交流が薄いし、外の世界での視点は入れたほうがキャラに入りやすい気もする