シー・マスト・ダイ 著 石川あまね

シー・マスト・ダイ (ガガガ文庫)
 テロリストが学校に潜入ってそれなんてエロゲだと思っていたら、まさかの下着姿が登場でござるの巻
 話の流れからして、主人公に何らかの秘めた力があって、それがイヤボーン的な覚醒の仕方をする少年漫画的な展開なんじゃないか、と思ったのですよ
 それで最後は主人公が彼女の身代わりになって死んで世界滅亡回避したみたいな展開かなと思ってたんです
 それ以上にチートだった、しかも世界は救われてない
 しかし、一人の人間の幸せのために世界を動かしているようなものですから、そりゃ滅ぶんだろうな、と思わないでもない
 この何とも救われない読了感を与えられた時点で作者の術中に嵌まってたんだろうな、ガガガの割には面白かった