羽月莉音の帝国 著 至道流星
会社経営者、ときどき作家ってどうゆうことなの……
読んでいると簡単に起業しているように思えるが、前提条件が300万借金を背負える度胸と、コスプレが話題になるツンデレ貧乳幼馴染と数学世界チャンプとカリスマ姉御がいるかどうか、という前提条件をクリアすれば簡単になるというだけであり、起業の難しさを逆説的に問うている作品といえなくもない
しかし、話に山場がない。別に追い詰められずにとんとん拍子に進んでいくものだから余計に簡単そうに見えてしまうので、ハウツー本を読んでいる気分にもなってしまう
シリーズものの最初だからで続編決定しているからだろうけど、それでももう少し追い詰められてもいいんじゃないか、追い込まれると会社経営巻き返すってのは厳しいからそこの部分で書かないってのはあるのだろうけど、ここまで展開に波乱がない(まあ、最初がインパクトが波乱なんだろうけど)ストーリーってのもどうなんだ