声で魅せてよベイビー 著 木本雅彦

声で魅せてよベイビー (ファミ通文庫)
 “孤高のハッカー”を名乗る高校生・広野は、尊敬する“おっちゃん”のOSマニュアルを入手するため、同人誌即売会に乗り込んだ。場内の熱気に圧倒されつつも何とか目的を果たした広野。だがしかし、そんな彼の前に自称“腐女子”の声優志望少女・沙奈歌が現われ、しかも広野は、成り行きで彼女の恋の“エチュード”の相手をすることに! 目指せ“本番アリ”!恋と声に身悶えする、第8回えんため大賞佳作受賞の三次元ミュージカル、いよいよ開幕!!
 積読崩しの旅は続く、まあ月間の購入数>>>>>>>>>>既読数な時点で絶望的なんですけどね
 恋人になっていく過程がこの凄い急展開だったり、ハッカー故の主人公の価値観の孤高さだったり、とキャラクターに感情移入するのには難しいお話ではあるのですが(というか、わざとそうしている気がしますが)その分奇妙な舞台設定で上手く読めるようになっているなといった感じ
 まあ、それでもストーリーの流れとかはもう少し練った方がいいとは思いましたが、黒い玉との会話のセンスとか流石現役プログラマーというか、文系オンリーの人にはない独特なものがあるような