死神のキョウ 著 魁

死神のキョウ (一迅社文庫)
「はじめまして、死神です。あなたのことを守りにきました」
「いや、殺しに来たんじゃねぇの?」
笹倉恭也は不幸の神様に見込まれているのか、やたら事故や事件に巻き込まれるも、いつも間一髪での生還を果たすと評判の高校生。
そんなある日、木から降りられなくなったネコを助けていた恭也の前に 自分は死神だと名乗る「鏡(キョウ)」という少女が現れる。
災難から恭也を守ろうする鏡との、迷惑ながらもどこか楽しいドタバタな日常。しかし、大変な事故に遭遇したとき、恭也は忘れたはずの暗い過去を思い出す……。

 一迅社ってあれかコミックREX出しているところか、どうにも聞いたことあるような無いような感じだったがすっきりした、かんなぎアイドルマスターも東方も単行本買ってるというのに
 というわけで戦国時代のライトノベル業界にそこそこの面子の作家を何とか集めて飛び込んできました一迅社文庫、とりあえず目玉なのであろうこの作品から、ところで藤林杏シナリオってそんなにシナリオが凄かった記憶ないのですが、売り文句としてはどうなんでしょうか
 まあ、なんというか良くも悪くもギャルゲーのシナリオライターなんだよな、といった感じでキャラクターにしてもシナリオにしてもそのまますんなりギャルゲーに出来そうな内容、というか良くあるギャルゲーそのものなので大外れではないと思うが、そんなに大売れもしないんだろう
 個人的に人の死というファクターをサプライズ的な展開で使うのはあまり気に入らないので、その点に関してだけは果てしなく合わなかったが(それまで普通にギャグ進行していたから尚更)、それ以外はまあギャルゲーマーなので小ネタ含めてまあ楽しめたんですが、なんとも薄っぺらい感じを受けたのはなんでだろうか、キャラの書き込みが足らないのか何なのか