とある魔術の禁書目録4 著 鎌池和馬

とある魔術の禁書目録(インデックス) (4) (電撃文庫)[rakuten:hyoutan:10005290:image]
 学園都市から外出許可を得、家族と一緒に海にバカンスに来た上条当麻
 そこで彼が見たものは、母親がインデックスで、インデックスが青髪ピアスで、神裂火織がステイルで、ステイルが海のオヤジで、御坂妹がその息子で、御坂美琴が当麻の妹で!? なんだこれは!?
 ――それは、“とある魔術”が原因だった。
 謎の超大規模魔術『御使堕し(エンゼルフォール)』が上条当麻を中心に展開したらしい――!?
 真夏の海を舞台に、この魔術を謀てた魔術師捜しが始まった……! 

 話から唐突な始まりならば、登場人物も唐突でいきなり影も形もなかった両親やら従妹やら出されても感情移入以前の問題で、しかもそれを知っていること前提で書いているかのような感じなので、違和感というよりも疎外感が残る感じに
 入れ替わりをテーマにしているならば完全見ず知らずの奴に変わっていたほうが良かったんじゃないだろうか、物語の都合なんだろうけどなんで知り合いの体にばかり近くに集う、物語の展開も流石にすごい偶然が積み重なりましたって話では発想は面白いが、複線をもう少しうまく作ってくれないと夢落ちレベルなので、なんとも納得できない出来に落ちついた
 まあ、ノリと勢いだけで毎回乗り切っている節がある作品なんで、ムラはあるんだろうなと考えつつ、どこまで買っておけばいいんだろうか、と判断に困っている今日この頃(6巻まで購入)、続きもののわりには1巻読み切りで全体の話の進展って今までないから読むのもやめるのも自由自在といえそうなんだけど