ミナミノミナミノ 著 秋山瑞人

ミナミノミナミノ (電撃文庫)
 あとがきで「どうせなら次のタマもイリヤっぽい話にしてアニメのタイミングにぶつけましょう」という編集の台詞が載っていて、またあんな感じのオチなのかと考えてしまうと、多少読むテンションが落ちた
 田舎の島に勉強にきた少年と、そこに住んでいる少女とのボーイミーツガールストーリーなのですが、秋山瑞人の作品が平穏無事に終わった例はなく、序盤から拳銃は出てくるは、船は空を飛ぶは、衝撃の告白で締める、と多分暗い終わりになるんだろうな、と思いつつ続きが気になるのは、ハバネロと感覚が似ているのかもしれない
 しかし、それほど悲壮な雰囲気も漂っていないのだが、これは一体どんな展開が待っているのやら